CP+ 2012レビュー(その2)

1日目はエリオット・アーウィットトークショーで昼過ぎからのイベント会場入りだったため、
ニコンブースは90分待ちの状態で、2日目の初っ端に行ってきました。

Nikon

D4

昨年10月のEOS-1DXの発表を受け、今年になり発表されたニコンのフラッグシップ機D4

 
その昔、D2Xまではニコンユーザーだったので、ニコンの新規機種にも興味津々。
 
特徴はニコンのフラッグシップ機初のフルHD動画撮影が可能になった点と、
XQDメモリーカードとCFのダブルスロット。
 
動画機能をいじってきたのだが、フリッカー現象の低減が施されているようで、
1/60秒以上でも、画面のチラつきがほどんど見られなかった。
 
XQDというメモリーカード

 
詳しいことはわからないが、今後この規格が浸透するのかが気になる。
 
ボディに関しては、D3同様とにかくデカイ!
マウントの径が小さいから、余計大きく感じる。
ニコンがキャノン化する必要は無いと思うのだが…
 

D800

今回のCP+で最大の人気はおそらくこのD800だろう。

 
CP+の開幕の2日前に発表され、そのスペックに驚いた。
35mm判フルサイズで世界最高の3,630万画素!!
そして、D4と同様にフルHD動画撮影が可能となり、CF&SDのダブルスロットでUSB3.0にも対応している。
 
触ってみた感触はとても手に馴染む感じで使いやすそうな印象。
これを見てしまうと、早くEOS 5D MarkIIIが出てくれないか!?と思う。
 
36メガピクセルが必要かどうかは別にして「このタイミングでD800をリリースしたニコンの狙いは何なのだろう?」
というのが率直な感想。
 
理由は簡単で、D800の登場で一気にD4の存在感が無くなってしまったからだ。
 
スポーツカメラマンや報道カメラマンくらいしか、D4でないと困るプロカメラマンはほとんどいないのでは?
と思えるくらいD800が高性能で良くできたカメラだからだ。
 
普通に考えればロンドンオリンピックが終わった後にリリースしても問題ない。
むしろそうした方が、D4の販売台数を稼げたのでは?と余計な心配をしてしまう。
 
果たしてキャノンはD800の登場を受けて5D MarkIIIをどのタイミングでリリースしてくるのか注目したい。