カウントダウン

JUSCOMAN2006-12-31

2006年も今日で最後。本日の予定は、再びハーレムへ行きゴスペルを聞き、午後はタイムズスクエアのカウントダウンへ行く。
ハーレムには、観光客を受け入れている教会がいくつかあり、今日行くアビニシアン・バプティット教会もその一つ。日曜日の朝、スーツやドレスで正装した地元の黒人が礼拝に訪れる教会へ観光客も見に訪れる。8:30に到着すると、すでに30人以上の観光客の行列ができていた。その列に並び9時から礼拝が始まるのを待った。入場が始まり、自分達の後にもかなりの人が並んでいたが、ちょうど4人後のところで定員だったらしく、自分達はギリギリ入ることができた。牧師さんの話が1時間以上あり、ようやく聖歌隊が歌い始めたのだが、「ん!?」って感じ。申し訳ないがあまり上手くない。ゴスペルというよりは合唱団の歌って感じ。曲数もごくわずかで終わってしまい、ちょっと期待外れだった。
昨日別行動で「Color Purple(カラー・パープル)」で黒人音楽を堪能しなかった事をちょっと後悔(≧▽≦)
今日も再びグランド・セントラル駅へ行きランチ。お目当ては地下にある「オイスター・バー」。しかし休みで仕方なくパスタを食べた。(これはこれで美味しかったが)
ホテルへ戻る途中、13時過ぎにもかかわらず既にタイムズスクエア周辺はカウントダウンに備えた人達が集まり始めていた。
9.11のテロ以降タイムズスクエアでのカウントダウンは規制が厳しくなり16時以降バリケードが張られ、入場が制限されるようになり、早くからその場所に居なければならなくなってしまった。
自分達もそのカウントダウンのイベントに参加するのが目的の一つだったので、ホテルに戻り早速準備した。厚手の靴下にタイツや長袖のシャツの上に服を着込み、ひざ掛けや帽子、非常食と折りたたみ椅子を持ってタイムズスクエアへ向かった。

まだ14時、0時まで10時間もあると気が遠くなりそうだったが、ベストポイント近くの交差点付近に待機することにした。16時からの規制開始までまだ2時間もあるのに、場所取りの人と通行人とで既にもの凄い混み合いようで、規制に伴い一度外に出され、17:30頃ようやく規制エリア内に入れた。
18時になると0時に向けた一時間毎のカウントダウンが始まり、特設ステージでは様々なアーティスト達がライブを行い、いよいよイベント色が強くなってきた。…がしかし、まだ残り6時間!!
 
とにかく待つ上で一番の心配事は「トイレ」。規制エリア内に入ると、トイレなどで出ることはできるが、戻ってくることはできない。だから、朝から水分の摂取は極力避けて、この時に備えてきたが、さすがに日も沈んでからは冷え込んできた。カイロを靴の中やポケットやお腹の部分にしまい寒さをしのいだ。
ずっと立っているのも辛いので、時々持ってきた椅子に座ったり、そのまま仮眠したり、非常食を食べたりしながら時間を過ごした。

20時ころになると、スポンサー企業のカウントダウンのイベントグッズ(クライスラーの赤いハットやディスカバリー・カードのオレンジ色のマフラーなど)を警察官が配り始めるのだ。人混みの中へ投げ込んだり、くれ騙しをしたり警察官もイベントを盛り上げるのに一役買っている感じだ。自分達も2セットGet!!気が付けば周りもすっかり赤いハットをかぶり一面まっ赤な帽子だらけ。

一時間毎のカウントダウンも段々派手になり花火や紙吹雪が舞い、12時までの待ち時間を飽きさせない工夫がいろいろ施されていた。
そして、いよいよ新年1/1の0時が近づくと60秒前からカウントダウンが始まった。周りの盛り上がりは最高潮!!自分はカメラを高々と上げシャッターを切った。

0時!!大歓声の中花火が上がり、たくさんの紙吹雪が舞う。その数といったら半端じゃない。道路に紙吹雪が雪のように積もるのだ。フランク・シナトラの「New York New York」が流れ、後方のセントラルパークでは大型の打ち上げ花火が上がっていた。
「10時間待ち」という人生において、同じ場所でここまで待ったことは無かったが、その疲れもどこかへ吹っ飛んでしまった。さすが世界一と言われるN.Yのカウントダウン!!感動した!!
お祭り騒ぎで盛り上がる人達数組に声をかけ写真を撮らせてもらい、その後ホテルへ帰った。