Fine Pix X100

写真がフィルムからデジタルになって、今やフィルムメーカーというより化粧品やサプリメントの会社（？）になってしまっていた富士フィルム。
ところが、昨日例の「Photokina（フォトキナ）」に合わせて富士フィルムから面白そうなデジカメが発表された。

　
価格、発売日などは発表されていないが、APS-Cサイズの撮像素子と新開発のフジノン23mm（35mm判換算35mm相当）F2のレンズ。
撮像素子は、1,230万画素のCMOSセンサー。
そして新たに開発した「ハイブリッドビューファインダー」。
レンジファインダータイプのフィルムカメラに搭載されていた「採光式ブライトフレームファインダー」の採光窓と、撮影範囲を示すブライトフレームに当たる部分を、144万ドットの液晶パネルに置き換えている。この液晶パネルにブライトフレームや多彩な情報を表示し、プリズムを用いてファインダー窓から得られる光学像に重ね合わせることで、被写体をクリアな実像でフレーミングしながら、撮影情報も同時に確認することができるという。
そしてこのフィルムカメラ時代の雰囲気を醸し出すボディーデザイン。
シャッター速度ダイヤルに、レンズ根元部分には絞り環。
セルフタイマー風のスイッチや、シャッターボタンにも昔のレリーズが付けられる作りになっていて、何ともお財布事情を抜きに“物欲”をかき立てられる。
　
このカメラにスペック的に一番近いのがLeicaのX1だけど、実売価格21万円を考えると現実味は無いが、このカメラは価格次第（10〜15万円）ではけっこうヒットしそうな予感がする。