コイツは好きになれない

JUSCOMAN2007-10-01

F1日本GPのレース結果は優勝がL.ハミルトンだった。
脅威の新人として今年もっとも注目されているドライバーだが、オイラは好きになれない!
今回のレースでハミルトンが優勝し、アロンソがリタイヤしたことで、早ければ今度の上海GPでハミルトンが前代未聞のルーキーチャンピオンの可能性が高くなったが、今までの彼の言動には好感が持てない。
モナコGPの「僕はナンバー2だから…」発言によるチームオーダー疑惑に始まり、ハンガリーGPの予選ではチームの指示に従わず勝手にピットインし、タイヤ交換作業中のアロンソが結果的にハミルトンの採集アタックを妨害したとして、アロンソが5グリッド降格になるトラブル。結果このレースはハミルトンが優勝。
アロンソもハミルトンびいきのマクラーレンに嫌気が差したのか!?フェラーリへのスパイ疑惑を暴露し、チームのコンストラクターズポイント剥奪で、アロンソはチームとの溝を深め来年はマクラーレンに居られない状況になった。
確かにハミルトンは速いことは速いが、ルーキーらしからぬ言動が気に入らない!
今回その走りを目の当たりにしたが、悪条件のレースにも関わらず、ほとんどラインを外さない素晴らしいドライビング。
しかしオイラは見てしまった。ハミルトンの姑息なまでのドライビングを…
SC(セーフティーカー)先導で始まった決勝レース。
そんな中、ハミルトンは過剰なまでの減速を繰り返し、後続車のSC導入中の追い越しペナルティを誘うような走りをし続けていた。そのため後続車の数台が追い越しペナルティを受けて順位を下げるドライバーも…
19周目のSCが抜ける直前の最終コーナーでも、必要以上の減速をしたため、2位のアロンソはタイヤをロックさせるほどの急ブレーキ。さらにその後にいたBMWハイドフェルドアロンソを避けるため縁石に乗り上げてコースアウトしそうになる場面があった。
結果的にハミルトンは余裕でリスタートを決めて有利にレースを展開した。
42周目にアロンソのリタイアにともなう2回目のSC導入中にも再び過減速を繰り返し、46周目には3位にいたトロロッソのフェテルが、2位のレッドブルウェーバーに追突し二台ともリタイアに追い込まれた。マシンの性能差を考えれば、そこまで警戒する車では無いはずなのに…
確かに駆け引きといえなくもない行為ではあるが、ルーキーでこのクレバーさは可愛げがない!
強けりゃなんでもいいじゃん!的な感じは朝青龍を彷彿させる。
この驚異の新人にどれだけのファンがいるのか知らないが、マクラーレンのグッズショップにはお客が少なかった。
余計な事だが、ハミルトンの父親もチームにベッタリで画面に度々映し出される光景は、美しい親子の姿を通り越してウザイ感じさえする。