これが美品か?

JUSCOMAN2007-12-25

この間ヤフオクで落札したレンズ。→
「美品」「使用頻度が少ない」ということで落札したのだが、商品が到着してビックリ!!
レンズの銅鏡は傷だらけだし、黒の塗装が剥げている所もちらほら。ヘリコイドもトルクが一定じゃなく0.75m付近から0.3mまでの間が重たくなる感じ。
しかもレンズには傷もあれば、曇りもあって最悪のコンディション!!おまけにフロントのレンズキャップも付けずに送ってくるズサンな扱い。
幸い「ノークレーム・ノーリターン」とは書いていなかったんで、早速出品者に連絡し返品することに。
結果的には返品に応じてくれたんで問題無かったんだけど。
相手は「傷は気づかなかったし、ヘリコイドの動きも気にならなかった。近所のカメラ店では美品の判断だった…」「私の知り合いでハッセルのレンズに曇りが発生してしまったが、そのレンズで撮影したら傑作写真が撮れた…」「要はアオリが使えれば良いんだと思って…」などと寝ぼけた話をしてきたから、ちょいブチッっと切れそうになった。
どこの素人が見たって外観の傷は明らかだし、曇りが出来たレンズで傑作が撮れた?そんなの偶然か、管理がいい加減なことの言い訳なんじゃないのかい!?そもそもオイラはそんなコンディションのレンズが欲しくて買ったワケじゃないんだよ!!シフトレンズなんだからアオリが使えるなんて当たり前のことだろうが!!
…と怒鳴ってやりたかったが無用なトラブルは避けたかったから、喉まで出かかった言葉を飲み込んで「とにかくお返しします(ムッ!)」という事で返品し、お金も返してもらった。
 
そもそも落札後のやりとりの段階から「?」と思うことがあったんだよね。
「私の写真集をオマケで送ります」とかで商品よりも先に写真集だけが届いたことに「何で?」って感じ。(オイラは写真集を買ったんじゃ無いんですけど?)
オイラだって個展開いたりしているんだから、自分の作品を人に見てもらいたい気持ちが分からないワケじゃないよ。確かに実際にその写真集の中身だってアマチュアカメラマンが撮ったにしてはイイ写真があるから、それなりに写真を本格的にやっている人なんだと思う。
写真集のプロフィールを見るとある病院の“院長”だそうで、どうりでアマチュアなのにここまで立派な写真集をしかも3冊も自費出版したのかが分かった。
でもさ!そんな人だったらなおさら、もう少し自分の機材の査定くらいしっかり判断してもらいたいよね!
まぁ、オイラも改めて「オークション取引は慎重にならなきゃ」と思わされたからいい教訓になったかな。