締めすぎだよ

JUSCOMAN2007-12-01

12月になっていよいよ冬本番!
そろそろスタッドレスタイヤに履き替えようかな?って季節になってきたけど、この時期結構多いのが自分でスタッドレスタイヤにはめ換える人で、ハブボルトをねじ切ってしまう事が多い。
※そもそもハブボルトとは、タイヤを取り付けるときに、ホイールをナットで固定していますが、その車体側から出ているのボルトがハブボルトです。
で、何でねじ切れてしまうのかといえば、そのほとんどがレンチ(ナットを締めたり緩めたりする工具)で締める時に足で踏んで締めるからなんだよね。
「え!?足で踏んでいる人いるじゃん!?」って言うんだけど、それはたぶん緩める時に固くて外れないから足で…って事だと思うんだけど、締める時に足で踏んだら締りすぎてねじ切れちゃうのは当たり前!もし締める時に足で踏んでいる人がいたら、それはとんでもなく間違ったやり方。
この前なんか「トルクレンチで締めていたのにねじ切れた!」ってのがあった。
普通なら、締り過ぎないようになっているトルクレンチでねじ切れるなんて滅多にないから、何でだろう?と思っていたんだけどやっぱり問題があった。
ナットを回りやすくするために『KURE 5-56』を使って締めていた。いかにトルクレンチを使っていたとはいえ滑りが良くなり、それで締り過ぎてねじ切れた…というワケ。
ナットが固くて外れないって場合に『KURE 5-56』を使うのはいいんだけど、その後は油分をしっかり拭き取らないと締り過ぎるし、緩みやすくなるってことを知らないで使っている人が意外と多い。
「工賃かかるから、タイヤのはめ換え作業くらい自分で…」というのは分かるけど、間違った方法でねじ切っておいて「折れるなんておかしい!欠陥じゃないのか!?」と苦情をいうのはやめてもらいたい。