予約

JUSCOMAN2007-03-13

散々悩んだあげく、『EOS-1D Mark III』を予約した。
まあ、『EOS 5D』と『GR DIGITAL』がヤフオクで希望金額で売却できたから、っていうのもあるんだけど。実は先週d:id:JUSCOMAN:20070305新宿の「キャノンデジタルハウス新宿」で『EOS-1D Mark III』の現物を触れてきたってから、ずぅ〜っと「どうしよっかなぁ〜。予約しちゃおっかなぁ〜」と考えていた。
先週のキャノンハウスで『EOS-1D Mark III』をいじった感想だが、(そもそも5月末発売予定とのことだったので、まさかキャノンハウスに置いてあるとは思わなかった)実際に手に取ってみると、以前の『EOS-1D MarkIIN』や『EOS-1Ds MarkII』とは別物!
前から見ると違いは判りにくいのだが、背面はやはり3.0型液晶画面の大きさが際立つ。手に持ってみると、従来機より明らかに軽い(装着レンズにもよるだろうが…)。バッテリーがニッケル水素から、リチウムイオンに変わったことが大きな理由だろう。ニコンを使っていた頃に『D1H』から『D2H』に買い換えた時もやはりバッテリーの影響が大きかった。
電源を入れる時に気づいたが、スイッチの形状が若干改良されていてスイッチの突起部分が高くなっていた。従来機だとツメを引っ掛けながらの操作か、指で押さえつけながらでないとスイッチを入れにくかったのだが、この辺の改良はちょっとした事だが使いやすい。
ファインダー内はそんなに変化は感じないが、AFフレームの選択が従来より使いやすい。具体的には中央とその周辺の9点、更にその外側の10点のAFフレームだけの移動でいいのだ。従来機だと45点のAFフレームを細かく移動させるか、カスタム設定で11点か、9点のAFフレームを選択できるだけだった。しかも外側のAFフレームを選択する時などは、メイン電子ダイヤルで横移動をちゃんと合わせないと、サブ電子ダイヤルで縦移動ができなかった(いまいち上手く書けないが、1Dシリーズ使ったことある人なら分かると思う…)。その点『EOS-1D Mark III』は一番外側のAFフレームもサブ電子ダイヤルでの縦移動ができるようになった。
更にクロスAFフレームが中央を含め全部で19点になった。従来機が、中央の縦部分を中心に7点しかクロスセンサーになっていなくて、周辺部のAFフレームのピント精度が悪かったから、これにより格段に構図を決めてからのピント合わせが楽になった。ついでに、あまり使わないかもしれないが、『EOS 5D』や『EOS 30D』と同様のマルチコントローラーも追加された。
メニュー画面の操作性は、実際の撮影現場でないと何とも言えないが、ちょっと使ってみただけでも、従来機と比べ物にならないくらい分かりやすくなっている。
売りの一つになっている秒間10コマの連写だが、やはり早い!『EOS-1D MarkII』の8.5コマでも早すぎる感じだったが、10コマって…。調子にのって沢山撮ってしまうと、撮影後のセレクト作業が大変そう。(感覚的にミシンの音みたい)
その他、細かい変更点でアクセサリーシューの黒塗装がなくなったり、左肩のWボタン操作が軽減されている点など使い勝手は上々だった。
個人的にはバッテリーがリチウムイオンになって、メモリー効果を気にせずに充電できる点は、「やっと変わったか!」って感じで、大いにありがたい変更点といえるかな?
実勢価格は48-9万円ということで、『EOS-1D MarkII』と変わんねぇーじゃんって感じだが、信頼性が向上しているのなら仕方ないか!?